弁護士に頼まず自分で訴訟!

訴訟を起こすことを考える場合、弁護士に依頼するのが一般的です。しかし、当然のことながら弁護士に依頼すると費用がかかってしまいます。

お金に余裕のある人なら問題ないのですが、なかなか弁護士に依頼することができない人もいるものです。また、弁護士なら誰でもよいというわけではなく、起こそうとしている訴訟の分野に強い弁護士を探すようにしなければなりません。弁護士がいれば必ず訴訟に勝てるという保証はないのです。弁護士に依頼しているのに訴訟に負けてしまった、というのでは苦しい思いをすることになります。

訴訟というと、弁護士に依頼するのが義務付けられているようなイメージがありますが、民事訴訟の場合は義務ではありません。弁護士が絶対に必要になる場面というのは、一定の刑事訴訟だけなのです。したがって、民事訴訟を起こしたいときは、弁護士に依頼するか自分で手続きを進めるかを選ぶことができます。後者の形、すなわち自分自身で訴訟を起こすことは本人訴訟と呼ばれています。法律や訴訟について全く知識を持っていない人が本人訴訟を起こすのは大変ですが、しっかりと知識を身につけて臨むようにすれば不可能なことではありません。

本人訴訟とは?

たとえば、交通事故に遭ってしまったときに本人訴訟を起こすという人がいます。ただし、どのような案件でも自分で対処しようと考えるのは禁物です。無理をして本人訴訟を起こしてしまうと、訴訟で完全に負けてしまい、適切なやり方をしていれば得ることができたはずのお金を失ってしまうリスクがあります。まずは冷静になって、相手方の状況を確認しなければなりません。相手方が弁護士に依頼せず、自分で訴訟に臨もうとしているのであれば、こちらも自分の力で対処することが可能です。しかし、相手方が交通事故に関する案件に強い弁護士を見つけているケースでは、こちらも弁護士に依頼しないと圧倒的に不利な状況になってしまいます。

自分で訴訟を起こすというのは、非常にかっこいい印象を受けます。しかし、裁判所というのは原告・被告の双方に対して公平に接するものなので、一方にだけ弁護士がいないからといって、特別な扱いをしてくれるわけではありません。たとえば、相手方の弁護士が理路整然とした主張をし、こちらがしどろもどろな対応をしたという場合、裁判所が手助けしてくれることはないのです。相手方の主張の方が正しいという結論になります。本人訴訟を起こす際は、慎重な対応が求められます。